Netflixオリジナル映画『パレード』は、2024年2月29日の配信開始以来、多くの視聴者を魅了しています。
長澤まさみさん主演のこの映画は、旅立った人の視点から遺された人たちへの思いを描いた感動的なストーリーが特徴です。しかし、エンディングで表示される「マイケルに捧ぐ」という字幕について、「マイケルとは誰なのか」「なぜ彼に捧げられたのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この疑問を解決するために、マイケルのモデルとなった河村光庸さんや監督・藤井道人さんとの関係性について徹底調査しました。映画をさらに深く楽しむためのヒントを、本記事で詳しくお伝えします。
EDに流れる『マイケルに捧ぐ』というテロップはどういうこと?
- 映画『パレード』のEDに流れる『マイケル捧ぐ』のマイケルは誰なのかについて
- 映画『パレード』マイケル役のモデルである河村光庸プロデューサーについて
- 映画『パレード』監督、藤井道人さんと河村光庸さんとの関係性について
本記事では、NETFLIXオリジナル映画『パレード』のネタバレも含まれますので
ご覧になる際はご注意ください。
映画パレードEDにマイケルに捧ぐの字幕!マイケルとは誰?
2024年2月29日より配信が始まったNETFLIXオリジナル映画『パレード』
『余命10年』や『最後まで行く』の監督・藤井道人さんの新作映画で旅立ってしまった人の目線で、遺された人たちへの想いを描いた切なくも感動する物語です。
長澤まさみさんが主演で、坂口健太郎さんや、横浜流星さん、リリーフランキーさんなど豪華俳優陣が出演しており、2週連続で首位を獲得し、今話題の映画です。
そんな本作のエンディングで、「マイケルに捧ぐ」と字幕が流れるのをご存じですか?
マイケルとはいったい誰なのでしょうか。
リリーフランキーさんが演じるマイケルの事を指しています。
マイケルとは誰なのか
映画『パレード』のエンディングに流れる「マイケルに捧ぐ」という字幕が、多くの視聴者の注目を集めています。実はこの「マイケル」とは、リリー・フランキーさんが劇中で演じるキャラクターです。このキャラクターには、実在する映画プロデューサーである河村光庸さんがモデルとして反映されています。
マイケルの役柄について
劇中のマイケルは、50年前に本土から沖縄へ渡り、学生運動に参加した過去を持つ人物として描かれています。その後はさまざまな職業を経験し、最終的に映画プロデューサーとして成功を収めました。劇中で彼が主人公たちに語るエピソードの多くは、実際に河村光庸さんが経験した出来事を基にしています。
具体例として、「星の砂を広めた」「ヨガを普及させた」などのセリフがありますが、これらはすべて河村さんの実話を元にしているそうです。このような背景を知ると、キャラクターがさらに魅力的に感じられます。
映画パレードのマイケル役のモデルは河村光庸プロデューサー
映画『パレード』に登場するリリーフランキーさんが演じている「マイケル」には実在する人物がモデルとなっています。
モデルは河村光庸プロデューサー
マイケルのモデル河村光庸さんとはどんな人物?
河村光庸プロデューサーは、2022年6月に心不全で亡くなっています。
実は、本作の企画・プロデュースを担当していて、藤井監督と一緒に企画を作ったとされていました。
その為、本作品は河村光庸さんへのレクイエムでもあるそうです。
名前:河村光庸(かわむら みつのぶ)
生年月日:1949年8月12日-2022年6月11日
年齢:72歳没
出身:東京都
職業:映画プロデューサー
河村さんは、これまで数多くの作品をプロデュースし、『新聞記者』や『MOTHER マザー』、『ヴィレッジ』など本作に出演しているキャストが出演していた映画を手掛けていました。
本編では、マイケルに関してはかなり実話を表現していることがわかりますね。
マイケルと河村さんの共通点
河村光庸さんも沖縄で学生運動を経験し、その後多様な職業を経て映画プロデューサーとなった点で、劇中のマイケルと多くの共通点があります。また、『ヴィレッジ』を象徴するような劇中映画の制作エピソードも、彼の実際の経験に基づいていると言われています。
映画パレードの藤井道人監督と河村光庸プロデューサーの関係性
河村さんと藤井道人監督の出会いは2019年、『新聞記者』の制作時に遡ります。当時、前任の監督が降板したことを受け、河村さんが藤井監督を指名しました。渋谷のパン屋で初めて対面した後、何度も説得を試みて監督を引き受けてもらったというエピソードは、河村さんの情熱を物語っています。
本作は河村光庸さんのレクイエムともいわれている作品ですが、藤井道人さんと河村光庸さんはどういった関係性なのでしょうか。
大切な仕事仲間でもあり、友人でもある。
藤井監督と、河村プロデューサーの出会いは2019年の映画『新聞記者』の時だそうです。
前任の監督さんが降板された時に、代わりの監督として藤井さんの名前が一番挙がっていたそうで、河村さんはいきなり、藤井監督に電話をかけて渋谷のパン屋さんで初めてお会いしたそうです。
そして、新聞記者の企画書を持ち掛けられ、一時はお断りしたそうですが、また会いたいと電話がかかってきたそうですが、その際も断ったそうです。
しかし3回目のアタックがあり、じゃぁ河村プロデューサーに賭けてみようとタッグを組んだことがきっかけで、「新聞記者」は見事大ヒット。
そこから一緒に映画を作ることが多かったそうで、友達のような存在でありつつ、仕事も一緒にする大切な仲間だったそうです。
映画パレードは河村光庸さんへの追悼の意を込めた作品
なぜ「マイケルに捧ぐ」なのか
本作は河村光庸さんが企画段階から深く関わっていた作品であり、彼の死後もその意思を継いで制作されました。そのため、映画のエンディングに「マイケルに捧ぐ」という字幕を入れることで、河村さんへの追悼の意を込めたとされています。
藤井監督は河村さんを「仕事仲間であり、友人でもある」と語っています。『新聞記者』をはじめとする多くの作品でタッグを組み、互いに信頼を寄せ合う関係を築いていました。本作『パレード』も、そうした二人の絆が深く影響を与えています。
まとめ
今回は、Netflixで2024年2月29日より、配信が始まり、配信から2週間連続ランキング首位獲得し話題となっている映画「パレード」。
エンディングで登場する「マイケルに捧ぐ」という字幕についてマイケルは誰なのか、マイケルのモデル・河村プロデューサーについて、藤井監督と、河村プロデューサーとの関係性などについて調査しご紹介しました。
- 映画「パレード」のエンディングで流れる「マイケルに捧ぐ」というのは、リリーフランキーさんが演じた「マイケル」を指しています。
- そのマイケルには実在する人物のモデルがいて、本作品の企画を途中まで藤井監督と行っていた河村光庸さん。
- 河村光庸さんは映画プロデューサーで、「新聞記者」や「MOTHER」、「ヴィレッジ」など本作のキャストが出演していた作品を担当していました。
- 本作品は、河村光庸さんのレクイエムともされています。
- 藤井監督との関係性は仕事仲間でもあり、友人でもあったと言われています。
- 2人のきっかけは2019年の『新聞記者』で、以降はタッグを数々組んでいました。
切なくも、感動できる作品で、河村プロデューサーと藤井監督との関係性など、背景を知るとより素敵な作品であると思えますので、ぜひ一度観てみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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